自分とか、ないから。
いきなりどうした
と思われたかも知れませんが
これは別に自暴自棄になっているわけでも37歳で中二病を発動しているわけでもなく
いま読んでいる本のタイトルです。
東洋哲学の本で、ブッタの教えを読みやすく簡潔に面白おかしく教えてくれる本
帯に"生きづらさがマシになる"と書かれていたのと
レビューがすごく良いので読んでみました。
自分てなんだろう?
自分らしいってどういうこと?
きっと誰しもが考えたことがあると思いますが
その答えを仏教に沿って解説してくれます。
まだ序盤しか読んでいないのですが
なるほど、と思った点があって。
それは
人が苦しくなるときって、
できていることは"当たり前"ととらえ
できないことは"もっとできるはず"ととらえ
本当は自分の理想とする自分像を勝手に自分の中で作り上げているだけなのに
本当の自分はどこにいる?と探し続けている状態の時。
要は自分(のイメージ)なんて自分が勝手に作り出した幻にすぎないのに
その幻を「どこだどこだ?」と探し、在りもしないものを迷い続けるから苦しくなるんだよ、ということになんだか少し救われたような気持ちになった。
やらなきゃいけないけどあるのに動けなかった自分。つい二度寝したりソファでアニメをみてしまう自分。
筋トレ行こうと思いながらソファでアイス食ってる自分。ちょっとだけゲームしようと軽い気持ちで始めたら何時間もやってしまった自分。
そんな自分を"本当の自分じゃない"。と否定して
じゃあ本当の自分はどこ?やることやれて早起きして筋トレしてソファでダラダラすることなく丸一日生産的に過ごす。そんな自分はどこにいる?
と存在しないものを無理に探し続けるから苦しくなってたんですね。
これも自分。
いや、自分なんてないのだ。
ただそこにあるだけ。
勝手に理想の自分を作り上げて、勝手に失望して、自己否定して。勝手に自分で自分を苦しめる。
そんな自分はもう捨てよう。
そうやって思えると、少しだけ肩が軽くなったような気がしたんです。
つまり、今日はソファでアイス食べながらアニメを見ていいってことですよね。(たぶん違う)
みなさんも心を軽くしたい。自分探しを延々としている。そんな方はぜひ読んでみてくださいね。