HSPとカウンセリング
HSPはカウンセリングなどの心理療法を必要とする人が多いです
なぜなら環境感受性が高くまわりからの影響を受けやすいHSPは
悪い環境にいると悪い影響を受け、
自分のパフォーマンスを発揮できない
→自信をなくす
→自己肯定感が下がり消極的になる
→さらに自信をなくしパフォーマンスが下がる
といった悪循環に陥りやすいからです。
HSPとは良い環境にいれば「生きやすく」
悪い環境にいれば「生きづらく」なる特徴があります。
自分の置かれた環境が悪い影響の受けやすいものだと
悪い影響を人一倍受け取って、
この悪循環に悩むことになるケースが多いのです。
この悪循環に一度はまってしまうと
ひとりで抜け出すのは難しいです。
またHSPを提唱したエレイン博士の研究によると
幼少期の家庭環境や学校の環境が悪いと
環境感受性が平均〜低い人に比べ、HSPは心に何かしらの問題を抱える人の割合が多くなる、としています。
その苦しみはどこから来るのか
ここで大事な話をします。
私たちの感情はすべて
「認知(自然に考えること、または自然に浮かぶイメージ」に依存しています。
どういうことかと言うと
たとえば上司に怒られた時
「またミスしてしまった…俺は本当に価値がない」
「上司に絶対嫌われた」
「こんなこともできないなんて恥ずかしい」
といった認知を持つ人は
「辛い」「悲しい」といった感情が強くなります。
ですが
「ミスしたことを次に活かそう。次は絶対にやらないぞ」
「上司は僕のことを想って、怒ってくれた気がする」
「この経験から得るものはあった。またひとつ成長できた」
という認知を持つ人あれば、「辛い」「悲しい」といった感情は少なく済みます。
つまり認知が歪んで硬直化している人はネガティブな感情が強くなり
それだけ心に負担がかかるので悪循環に陥りやすいということです。
カウンセリングではこの歪んだ認知を自覚するところから始めます。
そしてどうすれば悪循環を突破できるのかといった具体的な対策を立てます。
認知を正す。行動を変える。対処法を学ぶ。知識をつける。環境を変える。
カウンセリングを通して自分を苦しめないような思考や行動を身につけることができ
自己理解が深まるため自分に合った環境づくりもできるようになるので
どんどん生きやすくなっていくのです。